天然酵母なのに、気軽に使えることで人気の「とかち野酵母」。
エゾヤマザクラから培養された酵母で、しっかりと発酵してくれます。
最近話題になった生米パンのレシピでも使われてるので、もしかするとそれでこの酵母を知ったという方も多いかも。
基本的にはとても素直で扱いやすい「とかち野酵母」ですが、ホームベーカリーでうまく焼けないという声も聞きます。
そこで、今回は、ホームベーカリーでも失敗せずにとかち野酵母の食パンを焼くレシピをご紹介します。
とかち野酵母で作る食パン(ホームベーカリー使用)のレシピ
私はパナソニックの古いホームベーカリーを使用しています。
粉の最大量は、機種によって違うので必ず確認してください。
もし、もっと多い量で作りたい、もしくは少ない量で作りたいという場合は、ベーカーズ%を参考にしてくださいね。
材料 | グラム | ベーカーズ% |
強力粉 | 250g | 100% |
塩 | 5g | 2% |
砂糖 | 15g | 6% |
スキムミルク | 2.5g | 1% |
無塩バター | 10g | 4% |
とかち野酵母※ | 4g | 1.6% |
水 | 170g | 68% |
※とかち野酵母にも、色々商品タイプがあります。
私が使用しているのは、インスタントドライイーストタイプで、予備発酵不要のものです。
強力粉は、今回はメーカー品でもなんでもない、安いものを使用しました。
国産の強力粉ではありませんので、もし国産強力粉を使う場合は、水分量に気を付けてください。
材料をホームベーカリーをに入れて焼く
説明するまでもなくて、なんだか申しわけない(・_・;)
パナソニックのホームベーカリーでは、以下の手順で材料をセットします。
1.強力粉を入れる
2.容器の端に砂糖・塩・スキムミルク・バターを入れる
3.水を入れる
4.イースト容器にとかち野酵母を入れる
5.食パンコースでスイッチオン
ちなみに、この日の室温は24度、湿度は52%。
水温は19.2度でした。
朝から焼きたてを食べたかったので、前日の21時半に材料セット完了。
翌朝6時50分に焼きあがるよう「食パンコース」でセットしました。
とかち野酵母食パンの焼き上がりと食べた感想
焼き上がりの写真がこちらです。
しっかり縦に膨らんでます。
窯伸びバッチリ(*’▽’)
熱々をスライスするのは至難の業。
10分以上置いてからスライスすることをお勧めします。
見てるだけで良い香りがしてきそうでしょ?
クラムの拡大写真。
きめ細かいです。
クラストも、分厚くもなく焼き色も綺麗!
食べた感想
今回のとかち野酵母食パンは、大成功です!!
皮はパリッと。
中はとても柔らかで、かつもちもち感もあります。
美味しくて何枚でも食べられそう( *´艸`)
以前試作したとかち野酵母食パンと比べると、格段の差です。

ちょっと倍率が違うので微妙だけど、わかるかな?
右が今回のとかち野酵母食パンです。
しっかり膨らんでるのがわかるでしょう。
クラムのキメも、全然違います。
とかち野酵母食パンをホームベーカリーで焼く時のコツ
以前の実験での失敗を元に、今回改良した点は以下の通り。
これが、ホームベーカリーを使ってとかち野酵母食パンを焼くコツになります。
2.とかち野酵母の分量を極端に減らさない
この2点を守りさえすれば、美味しいとかち野酵母の食パンが焼きあがるはずです。
水分量に関して、今回は一般的な68%に設定しました。
加水率を上げるほど、フワフワになると言われているので、次回はそれも実験してみたいですね。
今回使用した材料と器具
使用した材料と器具の一部をご紹介します。
とかち野酵母(インスタントドライイーストタイプ)
予備発酵なしで、気軽に使えるタイプです。
普通のドライイーストと違って、モチモチ感が出るのが特徴。
香りも穏やかで、イースト臭がしないのが良いですね(*´ω`*)
無塩バター
無塩バターもいろんなメーカーのものがあって迷いますよね。
持論ですが、お高いものはパンに練り込むのにはもったいない(^^;)
こんな感じで、スーパーでも手に入るものを使ってます。
お金持ちになったら、カルピスバターなんか使いたいです(昔は使ってた・・・)。
パン切り包丁/ブレッドナイフ
せっかくふっくら焼けたパンを切るなら、専用のブレッドナイフを使うことをおすすめします。
切れ味のよいナイフで切ったパンは、なぜだか美味しいんですよ(*^-^*)
ホームベーカリー
ホームベーカリーは、あるとやっぱり便利です。
特に、朝からパンを食べるというご家庭なら、予約で焼きたてが食べられるのでおすすめ。
私はパナソニックの古い機種(10年ほど前のものです)を使用してますが、最新型が気になってます。
というのも、最近のホームベーカリーは、こねや発酵を個別に設定できるらしいんです。
私の機種ではできないため、発酵不足や過発酵などになることも。
最新機種なら、見極めながらできるのがいいですね。
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