昨年大ブームとなった「生米パン」。
米粉が余ってたので作る機会がなかったんだけど、ようやく米粉がなくなりそうなので作ってみたよ。
結果は失敗続き。
果敢に挑戦し続けた記録を、ぜひ見てくださいな。
ところで、私は「なまごめパン」と思ってたけど、「きまいパン」が正解なんですかね?
はじめての生米パン
生米パンのレシピは沢山転がってましたが、アマノジャクなので自分で思いついたレシピを試してみました。
材料 | グラム |
精白米 | 100g |
水 | 160g |
砂糖 | 4g |
とろみエール | 10g |
イースト(金サフ) | 2g |
オリーブオイル | 12g |
追加のお湯 | 55g |
作り方
【1】洗った米を水に2時間以上漬けておく
【2】水気をきって鍋に入れ、水160gを入れて火にかける
【3】水気がなくなるまで煮る
半分まだ生米の状態です。
【4】フードプロセッサーに追加のお湯以外の材料と共に入れて撹拌する
ペースト状にしたいのに、スゴイ粘り気でうまくいかない・・・。
【5】ボウルに移して湯を加えて伸ばす
フードプロセッサーのモーターがいかれたら困るので、ここからは手作業。
【6】発酵させる
発酵前がこの状態。
発酵後は約2倍になりました。
【7】型に入れて2次発酵
発酵前がこの状態です。
しっかりと2倍近く膨らみました。
【8】190度のオーブンで30分焼く
完全に2倍に膨らむ前に、余熱を完了させておきましょう。
はじめての生米パンを食べた感想
完成した生米パンがこちら。
うーん、なぜだろう。
ふっくらしてたのがペチャンコに。
パンを作ったはずなのに、モチができあがってしまったよ( ;´Д`)
まあ、材料を無駄にするわけにはいきませんからね。
食べてみようじゃないの。
パクリ!
・・・・。

うん、まぎれもなくモチだ!!
ならばこうしてやる。
だだーん。
海苔で巻いちゃいました。
あ、おいちい(≧▽≦)
そりゃそうだよね、米だもん。
若干発酵臭があるけど、いけるよ。
だがしかし。
私が作りたかったのはモチではない。
「生米パン」を作りたかったのだよ。
というわけで、リトライします。
次回を乞うご期待!
生米パン失敗の原因
今回の失敗の原因を考えました。
失敗の原因1
一番の大きな原因は
米を加熱してしまったこと
ですね。
実は、米を加熱するとα化という現象が起きます。
要するに、ご飯の状態です。
米粉パンなどに、α化米を加えると膨らむという論文などを読んで、そんなら少しα化したのを焼けば膨らむんじゃ?
と思って、やってみたわけです。
ですが、水がなくなるまで煮てしまった時点で、すでにα化が完了したものと思われます(^^;)
完全にα化した米をすりつぶしたところで、糊になるだけ。
ハハハハハ。
まあ、何事もやってみたいとわからないということで。
皆さんの代わりに失敗してあげたんだよ。
よかったよかった。
次回は加熱せずにやってみましょう。
失敗の原因2
塩を入れなかった。
小麦で作るパンは、グルテンが発酵によって発生したガスを抱え込むことで膨らみます。
米にはグルテンが含まれないので、いかに早く発酵させるかがキモだと考えています。
というのも、ゆっくり発酵させてしまうと、発生したガスを保ちきれずにしぼんでしまうから。
なので、発酵を妨げる作用のある塩を入れませんでした。
その結果、発酵が思った以上に早く進み、焼く前に過発酵の状態になったようです。
だから焼く前はじゅうぶん膨らんでいたのに、焼きあがったらしぼんでしまった。
加えて、原因1にあるように、糊状になった生地はモチと同じように膨らんでしぼむしかなかったのでしょう。
次回はしっかり塩をいれましょうかね。
その方が、失敗しても美味しくいただけるはずです(←失敗前提)。
失敗の原因3
水分量も大きな要因の一つでしょう。
今回振り返ってみると、なんと米の2倍以上の水を加えていました。
これは、水を沢山いれないと煮た米がペースト状にならなかったから。
仕方なく加えたら、とんでもない水分量になってたというわけです。
ただのお粥を作っていたかと思うと、情けないですね(゚Д゚;)
これらの失敗を、次回に活かして生米パンを成功させたいですが、さてどうなるか!?
生米パン作りに使った道具と材料
今回使った道具と材料をご紹介。
フードプロセッサー
私が使ったフードプロセッサーは、ナショナル時代のフードプロセッサー。
小型で使い勝手が良いので、我が家では登場回数多めです。
10年以上前に購入したので、さすがに同じ商品はもう売ってないみたい。
でも、外観はほとんど変わってないですね。
材料を刻むだけではなく、パン生地をこねたりもできる優れものです。
ただし、容量は少な目。
パナソニック Panasonic MK-K81-W フードプロセッサー ホワイト[MKK81]
現行品は、3段階のスピードが選べるし、刃もブラックチタンというチタンより強い素材に変更になってます。
精白米
今回は、岩手県産のひとめぼれの無洗米を使用しました。
無洗米とはいえ、私は数回洗うんですけどね(^^;)
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金サフ(ドライイースト)
イーストにも色々種類がありますが、常備している金サフを使用しました。
サフ インスタントドライイースト 金 125g 【Saf-instant】
砂糖を沢山配合すると、イーストの活動が鈍くなります。
この金サフは、耐糖性といって高糖度でもしっかり活動してくれるイーストです。
通常は菓子パンなどに利用しますが、私はこれでリーンなパンも焼きます。
発酵力が強いので、生米パンもあっという間に発酵しましたね。
とろみエール
これはなくてもいいです。
たまたま余ってて、使わないと減らないので混ぜただけ。
グルテンのない米パンを焼く際に、とろみなどがあった方が膨らむと聞いたので試しにね。
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片栗粉の代わりに料理に使ったら、好きなテクスチャーではなかったので、消費に苦労しています。
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